こんにちは、デスク改善大好きなshota(@shota_drums)です。
この度、長年片想いを続けていたウルトラワイドモニターを購入しました。
購入したのはLGから発売されている「38WP85C-W」という曲面ウルトラワイドモニター。
画面サイズは圧巻の37.5インチで解像度は3840×1600、背面にはVESAマウントとハブ機能も多数と、機能がとにかくてんこ盛りです。
設置して数日、気持ちの昂りも落ち着いてきました。
今回はWebライター兼ブロガー目線で、曲面ウルトラワイドモニターのLG 38WP85C-Wを実際に使ってみて感じた感想を中心にレビューしていきます。
ウルトラワイドモニターの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
動画でも紹介してます!
LG 38WP85C-Wのスペックまとめ
製品名 | LG 38WP85C-W |
画面サイズ | 37.5インチ |
大きさ(幅x高さx奥行) | 895x393x97mm |
画面タイプ | 曲面 |
表面処理 | ノングレア |
アスペクト比 | 21:9 |
解像度 | 3840×1600 |
液晶パネル | IPSパネル |
輝度 | 300cd/㎡ |
色域 | DCI-P3 95% |
表示色 | 約10.7億色 |
HDR | HDR 10 |
コンストラスト比 | 1,000:1 |
応答速度 | 5ms(GTG) |
リフレッシュレート | 59-60Hz |
スピーカー | 10W + 10W |
VESA | 100×100 |
インターフェース | HDMI x2 DisplayPort x1 USB-C x1 (PD 90W) 3.5mmオーディオジャック USB-A(3.0) x2 ダウンストリーム |
重量 | スタンドあり:8.3kg スタンドなし:6.4kg |
目次
曲面ウルトラワイド 「LG 38WP85C-W」のスペック
特徴をとしてまとめると下記の通り。
LG 38WP85C-W 主な特徴
- 37.5インチの大型曲面ディスプレイ
- 3840×1600の高解像度
- 自動輝度調整
- モニターから最大90Wの電力供給
- USB-Aポートx2のダウンストリーム
- VESA規格対応
- WinとMacを同時に出力可能(PBP)
- スピーカー内蔵
その他スペックの詳細は公式サイトよりご覧ください。
LG 38WP85C-W開封、内容物確認
内容物も簡単に確認します。
▲ 箱はビッグサイズ。横幅が180cmもある天板の上においてもめちゃくちゃデカい。
▲ 中はしっかりと梱包されてます。大型サイズになると発泡スチロールの使い方も大胆。
▲ 先に出てきたのは内容物たち。こちらも厳重にぐるぐる巻きにされてます。
▲ 内容物はこの通り。
LG 38WP85C-Wの内容物
- スタンドの支柱 x1
- スタンドの足 x1
- ACアダプターセット 各x1
- Display Port x1
- HDMIケーブル x1
- USB-Cケーブル x1
- ケーブルホルダー x1
- クイックセットアップガイド x1
- CD-ROM x1
ちなみにこのACアダプターがめちゃくちゃデカいです。
▲ 左は僕が持っているiPhone 13 Pro MAXのレザーケース。それと比べてもあまりある大きさ。置き場所に困るサイズでした。
LG 38WP85C-Wスタンド機能確認
スタンドは付けやすく、安定感も抜群です。
▲ 脚部分と棒部分を噛み合わせ、ネジ穴を合わせてキツく絞めるだけ。
▲ ネジには回しやすいように取ってがついているので、簡単に取り外しが出来ました。
▲ スタンドの取り付けも、モニター裏に画像の通り嵌め込むだけ。「カチッ」と音が鳴り、ピッタリ取り付けられます。
▲ ただバランスを取るために結構大きく作られているので、場所はとりそうだなぁと思いました。
モニターの角度は前後に-5〜20°の幅で動きます。
▲ 高さ調節は100mmの幅で行えます。
▲ スタンドとしてここまで動けるなら十分かと思います。ちなみに左右には動きません。
MacBookをケーブル一本で出力&充電
LG 38WP85C-Wは背面ポートが優秀です。
LG 38WP85C-Wの背面ポート構成
- HDMI x2
- DisplayPort x1
- USB-C x1 (PD 90W)
- 3.5mmオーディオジャック
- USB-A(3.0) x2 ダウンストリーム
中でもUSB-Cポートとダウンストリーム対応のUSB-Ax2ポートが優秀で、USB-CケーブルをMacBookとモニターに接続するだけで、90W充電とUSB-Aポートを2つ増設できます。
一時期ドッキングステーションを検討していた時期もありましたが、今の所はモニター裏のハブで十分賄えていています。
ただ付属のケーブルが白いので、黒いケーブルにしようかと検討中です。
曲面ウルトラワイド 「LG 38WP85C-W」のサイズ感
画面のサイズをざっと見ていきます。
37.5インチのウルトラワイド曲面ディスプレイ
▲ アスペクト比は21:9、画面解像度は3840×1600。曲面率は2300Rになります。
▲ 画面全体のサイズは幅が895mm、縦が393mmです。スタンドの幅は約480mm。
安定感のあるスタンド、3辺フレームレスデザイン
▲ スタンドの奥行きは260mm、曲面を含めた画面の奥行きは約70mm、スタンドの昇降範囲は100mmです。
▲ ベゼルは3辺フレームレスデザインで、上左右が6mm、下部が14mmです。
▲ ちなみに27インチ4Kモニターと比較するとこの通り。縦は若干伸びていますが、横の広さが圧倒的です。
その他LG 38WP85C-Wの特徴まとめ
他にも多くの特徴がありますが、詳しくわからない部分は割愛させていただきます。
LG 38WP85C-Wの特徴まとめ
- 自動輝度調整
- VESA規格対応
- WinとMacを同時に出力可能(PBP)
- 10W+10Wのスピーカー内蔵
LG 38WP85C-Wの使ってみて良かったところ
実際にデスクで使ってから2週間ほどが経過したので、使ってみた良かったところから紹介していきます。
圧巻の大型ウルトラワイド曲面モニター
大きさに惚れてLG 38WP85C-Wを選びましたが、やはり大正解でした。
ウルトラワイドで人気なのは34インチや35インチですが、電気屋さんで実物を見た際に少し物足りなさを感じていたのでこちらに。
大画面ですがビジネス向きのスペックなので曲面率は2300Rと、曲面にして緩やかなタイプです。
解像度は3840×1600で、38インチクラス独自の規格。名称的にはWQHD+で、4K(3860×2140)と3K(3440×1440)の中間くらいです。
4Kモニターから買い替えた僕としてはちょっと不満でしたが、大画面の使い心地もあってだいぶ慣れてきました。
ケーブル一本運用が快適すぎる
LG 38WP85C-WからUSB-Cケーブル一本での、90Wの電力供給とモニター出力がめちゃくちゃ快適です。
たまに出先で作業する機会もあるのでMacBookを使っているのですが、家に帰ってきてケーブル一本指すだけでいつもの環境になるのが最高。
また、背面にUSB-Aポートの2つ付いているので、周辺機器が使いたくなった時でも対応可能です。
SDカードやLANケーブルなどは今のところ使う予定はないので、これで十分でした。
正面からのケーブルが気にならない
以前使っていた27インチ4Kモニターはポート類が画面の右下にあって、めちゃくちゃカッコ悪かったです。
LG 38WP85C-Wは背面中央にあるので、正面から見てもケーブルが全く目立ちません。
このスッキリさがすごく気持ちよくて…
ケーブルは見えないのが一番ですが、ある程度は運用上仕方のない部分もあるので、今の状態は満足できています。
本体が軽いのでエルゴトロンLXでOK
大型ウルトラワイドモニターは重くなりがちで、使う際にはワンランク上の「エルゴトロンHX」という3万円台のアームが必要です。
ただLG 38WP85C-Wは本体重量が6.4kgと大型ウルトラワイドにしては結構軽いので、エルゴロトンLXでも十分使えます。
重すぎるモニターはそれだけデスク天板を傷つける可能性があるので、軽ければ軽いだけありがたいです。
iPadと使うユニバーサルコントロールが最高
メインをこのモニターで使っているため、ごく稀に表示領域不足がおきます。
そんな時はPITAKAのケースとスタンドを装着して、モニターの隣に置いてユニバーサルコントロールで使うとめちゃくちゃ便利です。
現状だとたまに接続が切れますが、安定してる時の作業快適度は格別。
なんだかんだ1画面でできることの限界はありますから、物理的にコンパクトな1画面を用意できるのは中々良かったです。
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LG 38WP85C-Wを使ってみて気になったところ
続いては気になったところも紹介していきます。
スリープ復帰は割と時間がかかる
LG 38WP85C-Wは、スリープ復帰にそこそこ時間がかかります。
僕の体感ですが、画面が完全に暗くなった状態からだと3〜7秒くらいの範囲で反応します。
MacBook Pro 14インチのスリープ復帰が爆速なことを考えると、なんかちょっともどかしい気持ちになります。
あと、モニター自体の消費電力が最大160Wにもなるそうで、電気代もちょっと心配です…
dpiは34インチのウルトラワイドと同じくらい
モニターには「dip(ドット・パー・インチ)」という解像度の単位がありまして、これは1インチ(2.54cm)あたりのドットの数を指します。
と言われてもよくわからないかもしれないので、27インチ4Kと37.5インチWQHD+を見比べてみましょう。
27インチ4Kモニターのdpiは163dpi、37.5インチWQHD+モニターは110dpiです。
巷で人気の34インチのモニターの解像度は3440×1440が主流なのですが、こちらのdpiが109dpi。
つまり、34インチも37.5インチも、1インチあたりに見えるドットの数は同じということになります。
なので、4Kモニターからウルトラワイドの購入を検討する際は、このdpiを見て判断すると良いと思います。
ちなみにウルトラワイドの最高峰DELL 40インチ5k2kは140dpiです。27インチ4Kと比べると若干荒さが目立ちますが、ウルトラワイドの中だと圧倒的に高解像度のモニターですよ。
10Wスピーカーの性能はぼちぼち
LG 38WP85C-Wには結構な出力のスピーカーがついています。音量は結構出るものの、音質は普通って感じでした。
僕もメインPCであるMacBook Pro 14インチの方が圧倒的に高音質。
4,000円ほどで買えるAnkerのBluetoothスピーカーとも同程度くらいの音質でした。好みの問題もありますが、僕は別にスピーカーを買おうと思ってます。
ウルトラワイドモニターの購入を考えている方に伝えたいこと
最後にウルトラワイドモニターの購入を検討している方に伝えたいことがあるので、ざっくりお話ししていきます。
ウルトラワイドモニターを買うならdpiは考慮
先ほど簡単に紹介しましたが、24インチフルHDからの乗り換えや、27インチWQHDからの乗り換えであれば、34インチや37.5インチは満足いくでしょう。
ただ、24インチ4Kや、27インチ4Kからの買い替えであれば「あれ、思ったよりも解像度荒いぞ…」と気になってしまうかもしれません。
というか、実は僕も画質の荒さで返品を考えていました。
ですので、自分が購入したいモニターのdpiは事前に確認することを強くお勧めします。
下記は巷で比較的人気のあるモニターのdpiを表にまとめました。
画面サイズ | 解像度 | dpi |
---|
24 フルHD | 1920×1080 | 91dpi |
24 4K | 3860×2140 | 183dpi |
27 フルHD | 1920×1080 | 81dpi |
27 WQHD | 2560×1440 | 108dpi |
27 4K | 3860×2140 | 163dpi |
32 フルHD | 1920×1080 | 69dpi |
32 WQHD | 2560×1440 | 93dpi |
32 4K | 3860×2140 | 137 dpi |
34 WQHD | 2560×1440 | 86 dpi |
34 3K | 3440 x 1440 | 109 dpi |
38 WQHD+ | 3840 x 1600 | 110 dpi |
40 5K2K | 5120 x 2160 | 140 dpi |
参考:ディスプレイ ドットピッチ dpi 比較表
dpiは基本的に数値が高い方が1インチあたりのドット数が小さく、高解像度になります。
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ウルトラワイドモニターを買う際のポイントは10個
実際にウルトラワイドモニターの購入を検討している人は、下記の10項目をもとに判断するといいと思います。
ウルトラワイドモニターを買う際のポイント10個
- 21:9のアスペクト比が許せるか
- 作業に必要な解像度を把握しているか
- ハブ機能の有無を考慮しているか
- モニターアームは検討しているか
- 欲しい画面サイズを理解しているか
- デスクの大きさ、広さは十分か
- 曲面か平面か欲しいものは決まっているか
- スピーカーの有無は考慮しているか
- 画面パネルの種類は考慮しているか
- リフレッシュレートは考慮しているか
こちらは下記の記事で詳しく解説しているので、迷っている方はぜひご覧ください。
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今回は曲面の大型ウルトラワイドモニター「LG 38WP85C-W」をレビューしてきました。
個人的な総評をこちらにまとめておきます。
- 圧巻の大型ウルトラワイド曲面モニター
- ケーブル一本運用が快適すぎる
- 正面からのケーブルが気にならない
- 本体が軽いのでエルゴトロンLXでOK
- スリープ復帰は割と時間がかかる
- dpiは34インチのウルトラワイドと同じくらい
- 10Wスピーカーの性能はぼちぼち
- 最大出力160Wで電気代が…
今まで使っていた27インチ4Kモニターと比べると解像度の低さや電力消費量が気になりますが、それ以外の点で大満足です。
ただ、これ以上のモニターが存在しているという事実を踏まえると、将来的に40インチの5k2kも触ってみたいなぁと思ってしまいます。
とはいえここ数年でモニター事情も大きく変わっていますから、もしかしたら3年後くらいに別のモニターが台頭しているかもしれないので、この子は現状における最高の選択肢になりました。本当に買って良かった。
それでは、今回は以上になります。
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