リモートワークが世の中に浸透しつつある昨今。在宅で仕事をする環境に力を入れてる方も多いのではないでしょうか。僕もその一人です。
今回はPalmworkというブランドが手がけるオフィスチェアをレビュー用に送っていただいたので、1ヶ月ほど使ってみました。
使っていく中で他のオフィスチェアとの違いや、メリットデメリットなどが見えてきたので、使用感含めレビューしていきます。椅子選びにお悩みの方はぜひお付き合いください。
目次
Palmwork Chairの特徴と出来るコト
Palmwork Chairは一般的なオフィスチェア同様、座る、座面の高さ調節、背もたれの角度調節、肘掛け付き、といった最低ラインは整えつつ、更に複数の機能を持っています。
- 座面の上下
- 座面の前後
- 背もたれの角度調節
- 肘掛けの上下
座面の調節が嬉しい
主に3万円〜4万円ほどのオフィスチェアだと、座面の前後や肘掛けの上下がついてない場合があり、特に肘掛けの調整が一方通行だったりすることもあります。
その点Palmwork Chairは肘掛けの調節は上げ下げ、共に何段階かの位置へ自由に動かせます。
肘掛けが上下できて、どちらからでも調節できる
加えて、肘掛けの部分は上下左右にも位置を調節できるため、ベストなポジションが見つけやすいです。
また、座り心地に関しても良い感じです。座面と背もたれにはメッシュ地が採用されていて、体重をかけると絶妙に撓み、身体をサポートしてくれます。
体重を預ける部分にはメッシュ地が採用
ただ、メリットだけではなく、下記のような一般的なオフィスチェアにはついていない機能もあります。
- ヘッドレストはなし
- ランバーサポート(腰保護)はなし
これらに関しては使用感で触れますが、ランバーサポートに関しては付いていないけどある程度腰を支えるための出っ張りがあるので、調節できなくてもそこまで気になりませんでした。
ランバーサポートはないけど十分腰が保護される
これらの機能がありつつ、価格が10万円以内に抑えられている点が非常に高得点です。
また、公式サイトでは期間限定で22,000円割引購入でき、当サイト限定でもクーポンが発行されているのでそれを使えば更に5,000円OFFの合計72,000円で購入できます。購入を検討している方は、こちらも合わせて検討してみてください。
Palmwork Chairを使ってみた感想
後半では、実際に使ってみた感想を紹介します。
メリットデメリットを合わせてお話しするので少し読みにくいかもしれませんがご容赦ください。
価格と性能のバランスが良い
僕が一番良いなと思ったのがバランスの良さです。実際に使ったことのある同価格帯で比較対象になるオフィスチェアを一覧でまとめると下記の通り。
チェア名 | 価格 |
---|
オカムラ シルフィー | 119,570円 |
GrowSpica Pro | 69,825円 |
Palmwork Chair | 77,000円 |
Amazonでの購入価格
全て2023年10月6日時点で購入すると、の価格になってます。オカムラシルフィーは価格的にも性能的にも頭ひとつ抜けている感じがしますが、中古だと同価格帯なので入れています。
新品で考えた時に、ほぼ12万円するシルフィーと比べ負けず劣らず、機能的には十分戦えるスペックを備えているように感じました。
GrowSpica Pro
特に肘掛けです。上下移動と水平の位置調節がすごく便利で、GrowSpica Proは肘掛けが上昇のみ、最大値にきたら一番下まで下げる。という仕様だったので若干使いにくかったんです。(最新版では上下駆動アームが標準装備)
それを考えると、ほぼ倍の値段のシルフィーよりも、若干スペックが異なるGrowSpica Proよりも、バランスという点では選びやすさが高いかな?と思いました。
肘掛けの低ポジションが低い
普段シルフィーを使っている身としては、肘掛けの低ポジションが高めに設定されているのが若干不満でした。
ですが、Palmwork Chairは一番低いポジションがシルフィーに比べて結構低いので、自分が設定したいデスクの高さにマッチしました。それがとにかく良い。
シルフィーとの低ポジション比較
背もたれに寄りかかって作業する際、デスクを結構低い位置に調節するのですが、その際シルフィーだとアームレストがデスクに引っかかり、これがまぁストレスでした。
シルフィーだとアームがデスク天板にぶつかる
Palmwork Chairだと当たらない(デスクは同じ高さ)
椅子をデスク方面にぐいっと動かした際に天板にガツンと当たるのがまぁストレスでして…
それがないってだけでも、個人的には十分買う価値を感じました。僕とシルフィーの相性が良くないのもあるかもしれません…
組み立てがめちゃくちゃ簡単
あと、なんといっても組み立てがとにかく楽です。
付属品はこの通り。少ない
実際に届いた商品たちはこの通りで、基本的にはポンポンっとそれぞれを繋げるだけ。座面と背もたれを取り付ける際と、肘掛けを取り付ける際にネジ止めする必要がありますが、その2つだけです。
座面と背もたれの取り付けネジは3つだけ
肘掛けのネジはそれぞれ1つずつだけ
画像の通り、止めるネジの数は合計で5つ。たったそれだけで機能十分なオフィスチェアが使えます。この手数の少なさは素晴らしいです。
組み立て時の難易度は、座面と背もたれを浮かしながらねじ止めをするのが若干難しいくらいで、その他は本当にポンポンポンと繋げていくだけなので簡単な部類だと思います。
ヘッドレストなしはメリデメあり
Palmwork Chairにはヘッドレストが付いていません。オプションにもないので、追加でつけることもできません。
ヘッドレストはなし
個人的にはヘッドレストありの方が好きですが、ありで使ってきた感想として、体にあった姿勢で頭を預けられないなら、無い方が身体を痛める可能性は減りそうな気がしました。
というのも、悪い姿勢でヘッドレストに頭を預けて長時間作業していると、首の根本や鎖骨の前の筋肉が常に緊張状態になり、肩こり、首こりが非常に悪化します。というか、悪化しました。
ヘッドレストは使い方によって悪魔のパーツになる
なので、ヘッドレストはなしで、定期的に自分の姿勢を見直しながら作業するのが一番いいのではないか?と思っています。
また、ちょっと休憩する時に腕を上げたり肩を広げたりするじゃないですか。その時にヘッドレストがない方がストレッチしやすいんです。
ヘッドレストはない方がストレッチしやすい
ちょっとした休憩のタイミングで頭を預けられないのは若干デメリットでもありますが、そういう時は気分転換にどこか別の場所で休む。というメリハリをつける方が良いかもしれません。
メッシュ地の張り具合が絶妙
Palmwork Chairの座面と背もたれにはメッシュ地が採用されていて、座り心地が中々良い感じです。
座り心地はなかなか良い感じ
体に設置する面がメッシュの場合、湿気が溜まりにくいのでお尻や背中がほぼ蒸れないです。
僕が普段使っているシルフィーもメッシュなのですが、メッシュの下にクッションがあるためメッシュのみよりも蒸れやすくなってます。
シルフィーはメッシュとクッションを採用
ただ、メッシュ地は蒸れにくく反発も強いので最初はいいのですが、長期間使っているとへたってきてしまいます。僕が購入した中古のシルフィーの背もたれはだいぶへたっています。
メッシュは長期使用でへたる
なので、長く使う予定の方はその辺りも検討材料として入れた方が良いと思います。
Palmworkには最大3年間の製品保証が付いているため、あまりにもメッシュのヘタリが早い場合には相談してみるのが良さそうです。
120日間無料で試せるトライアルがある
ここまで読んでいただいた、Palmwork Chairを検討している方へ向けてちょっとした宣伝があります。
というのも、Palmwork Chairは店頭での試座体験をする場所がないため、代わりに120日間無料で商品を試せますよ。というキャンペーンを行っています。
引用:https://palmwork.jp/trial
実際に家や職場で使ってみて、よかったら購入する。という体験ができるので、オフィスチェア選びに迷っている方にはおすすめできるキャンペーンです。
送料の負担額がちょっと高いですが、それで試せるのであれば十分かなと思います。迷い中の方はぜひご検討ください。
Palmwork Chairレビュー|まとめ
今回はPalmworkから発売されているワークチェアをレビューしました。
総評として「価格と性能のバランスの取れたオフィスチェア」だなと思います。背もたれも調節できるし肘掛けも自由だし座面まで動かせる。
ただ、ワンランク上のモデルの中古品が同価格帯になってくるので、中古でも良いやって人だとオカムラのシルフィーが比較対象になりそうです。
となると座面の座りやすさだったり、その他調節できる範囲だったりヘッドレストがつけられるか〜などポイントが増えるので、とりあえず安くて新品で良いのが欲しい!という需要に刺さるチェアだなと思いました。
そんな感じで本記事では以上となります。この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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