毎度、iPadブロガーのshota(@shota_drums)です。
本記事では、発売当初から個人的に大不評だった2022年モデルiPad第10世代の長期使用レビューをお届けします。
前モデルから大きく刷新された…見た目。見た目だけ。中身は大きく変わらず大ブーイングを食らったAppleの最新デバイスの使い心地を辛辣にお話ししていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
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目次
iPad第10世代のざっくり概要
前半では、iPad第10世代のスペックや特徴を中心に、サクサクっと紹介していきます。そういうの公式サイトで見るからって方は読みとばしていただいて構いません。
iPhone 13シリーズと同じA14チップ搭載
iPad第10世代には、A14 Bionicという比較的新しいチップが搭載されています。
A14 Bionicは、2021年モデルのiPhone 13シリーズに搭載されていて、性能的には必要十分といったスペックを誇ります。ブラウジングや動画視聴であれば、不自由することはないでしょう。
充電ポートがlighteningからUSB-Cへ
前作からの進化点として、充電ポートがlighteningからUSB-Cへと変更がありました。
身の回りのデバイスがどんどんUSB-Cに進化する中でのポート変更なので、USB-Cケーブルを多用している方であれば大変嬉しいアップデートでしょう。
Apple Pencilは第1世代に対応
Apple Pencilは第1世代に対応しています。
直近のiPadはApple Pencil第2世代に対応していたこともあって、若干「コレジャナイ感」はありますが、第1世代も十分優秀なタッチペンなので、メモ書きやお絵描きをする予定の方であれば、購入を推奨します。
ホームボタンは廃止、電源ボタンTouch IDへ
今作からホームボタン式Touch IDが廃止され、筐体側面に設けられた電源ボタン部分にTouch IDを搭載した認証方法に変わりました。
最新iPad AirやiPad miniにも搭載されていて、結構使いやすいです。のちほど紹介しますが、体感的にiPad miniの指紋認証よりも若干精度が上がっている気がします。
スペック表はこちら
画面サイズ | 10.9インチ |
サイズ | 248.6 x 179.5 x 7 mm |
重さ | Wi-Fiモデル:477 g Wi-Fi + Cellularモデル:481 g |
ディスプレイ | Liquid Retina |
解像度 | 2,360 x 1,640 px |
ppi | 264ppi |
SDR輝度 | 最大500ニト(標準) |
チップ | A14 Bionic |
バッテリー | 9〜10時間 |
ポート | USB-C |
Apple Pencil | 第1世代 |
カメラ | 12MP広角 / ƒ/1.8絞り値 |
認証 | Touch ID |
価格 | Wi-Fi 64GB – 68,800円 Wi-Fi 256GB – 92,800円 Wi-Fi + Cellular 64GB – 92,800円 Wi-Fi + Cellular 256GB – 116,800円 |
その他詳しいスペックなどはレビュー動画をご視聴いただくか、公式サイトのスペック情報をご覧ください。
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iPad第10世代レビュー|ガッツリ使って分かった10のコト
概要欄のリンクには一部アフィリエイト広告が含まれます iPad第10世代を購入してから3ヶ月ほど経過したので、使ってみたどうだったのか、メリットデメリットを踏まえてお話…
Apple公式サイトはこちら!
Apple(日本)
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iPad第10世代を長期間使った感想
ここからは、使ってみた感想をビシバシ紹介していきます。
予想よりもアプリがサクサク動く
無印iPadって、比較的新しいチップを搭載してもなんだかんだ動作がもっさりしていたので期待していませんでしたが、第10世代は想像よりもアプリたちがサクサク動きました。
ブラウザもサクサクで快適
色々なアプリを使ってみましたが、ブラウジングやYouTubeの動画視聴などであればもっさりすることもなく使いやすかったです。
流石に原神をサクサクとはいかなかった
僕が愛してやまないスマホゲームアプリの原神も一応動くには動きました。
ただ、起動にそこそこ時間が掛かってたし、起動してからもすぐにサクサク動くかと言われるとそんなこともなく、まぁA14ってそんなもんだよね〜という感じでした。
でも大切なのはそこじゃなくて、それ以外のことがサクサク行える感動の方がありました。これが大事なのよこれが。
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iPadとしての感動と、見た目の可愛さがある
レビューしててぶっちゃけます、正直このiPadは色々と戦略的に購入しました。ただ、届いて開けてみて筐体のかわいさにときめいてしまいました。
ブルー可愛すぎ問題
僕が購入したのはブルーというカラーです。今回のラインナップはポップだけど明るすぎない色合いで、根がダークな僕との相性は抜群。色が好みすぎてすぐ好きになりました。
他のiPadにはない角の丸み
あとこの形。今までのiPad AirやiPad Proなどと同じような筐体ですが、iPad第10世代に関しては他のiPadよりも丸みを帯びていて、そこがすごくかわいさにつながっている気がします。
男の僕がかわいい、かわいい、言っているので、これを女性が持ったらどうなってしまうんでしょうね。ちなみに僕の彼女の感想は「良いじゃん!」でした。この差は僕がオタクすぎるせいでしょうかね。
このiPadに7万円かぁ…とはなる
とはいえね。とはいえです。このiPad、7万円もするのか…と思ってしまいました。
これで7万…このスペックで…このデザインで…
今までのApple製品が安すぎたせいもあるかもしれません。1世代前のiPadは値上がりする前は3万円台で売られていましたし、そのもう一つ前はもっと安かったです。
それを踏まえた上でこのデバイスが7万円の価値を持つのか。それにはしばし頭を抱えざるおえません。
くっ…7万円か…
このiPadにはそれだけの金がかかってるんだ。と言われても、正直なところ、あと1万円、いや2万円安くても良かったんじゃないか?と思ってしまいます。
画面に「奥行き」を感じる
iPad Proシリーズを使っている方はご存知かと思いますが、実はiPadには2種類の画面加工があります。僕が特に大きな差が生まれるなと思っているのがフルラミネート加工です。
フルラミネート加工があると、例えばペンシルでメモ書きをした時に画面と出力された映像との間に差が生まれにくいです。
フルラミネート加工あり
フルラミネート加工なし
一方で、上記画像の通りフルラミネート加工がされていないiPadにメモ書きをすると、設置面と出力映像に距離を感じます。これが「奥行きを感じる」につながります。
正直これが初めのiPadだ、という人にはそこまでの差は感じられないかもしれません。ですが、少しでもフルラミネート加工が施されているiPadを使った経験があるなら「ん?これは…」と思ってしまうでしょう。
フルラミネート万歳狂
そこまで悪いものではありません。でも紙とペンに馴染みの深い方であれば、その誤差を楽しめるかどうか、どの程度不快に感じるかで最高のデバイスか、最悪のデバイスかで分かれるはず。
ちなみに僕は…初めてのデバイスには選ばないです。
Apple Pencilの書き心地は良いけど問題あり
iPad第10世代はApple Pencilに対応しています。ベゼルレスになったから第2世代?ノンノン。旧モデルに引き続き第1世代です。
iPad第10世代はペンシル第1世代対応
Apple Pencil第1世代も優秀なタッチペンです。iPadでしか使えないことを除き、タブレットで使うタッチペンとしては唯一無二の性能を誇ります。
ただ、iPad第10世代はアップグレードにより、充電ポートにUSB-Cを搭載しました。つまり、Apple PencilをiPadに直接刺しての充電ができなくなりました。
圧倒的ダサさ。でもこれすらも許されない
色々繋がないと充電できないシステム…
Apple Pencilを充電するためには、lighteningをUSB-Cに変換するアダプターが必要であり、出先で充電することを考えると、そのアダプターを持ち運ばなければなりません。
直接刺す充電もそれなりの危険があったとはいえ、だったらアダプター対応ではなく第2世代対応で良かったのではないか?と思ってしまいます。第2世代の方が使いやすいし。
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Touch IDはiPad mini 6よりも感度高め
ちょっと驚いたことなのですが、Touch IDの感度がA15チップを搭載したiPad miniのものよりも若干よくなっている気がしました。
iPad miniも十分早いけど、10世代の方がなんか早い気がする
どちらも所持している僕としては、まぁ正直どっちでも良いことですが、廉価モデルの方がスペックがいいのはちょっとお得な気がしますね。
バッテリー持ちはまぁまぁ。原神は4時間
バッテリー持ちに関してはまぁまぁ、と言った感じです。
僕が日々身銭を絞り出しながら遊んでいる原神をプレイし続けると、大体4時間くらいで電源がなくなるくらいの電池残量でした。
原神を遊ぶと大体4時間くらいでバッテリー切れ
原神は細かい時間を使って遊ぶよりも、時間のあるときにがっつり遊ぶタイプのゲームなので、連続で使用できる時間が長いのはありがたいです。
実際に遊んだプレイ内容はざっくり下記の通りなので、iPad第10世代で原神を遊ぶ方は参考にどうぞ。
- 聖遺物秘境:15分くらい
- ストーリー:2時間くらい
- フィールド探索:2時間くらい
両手持ちで使い続けるには重すぎる
上記の通り原神をよく遊ぶのですが、スマホゲームといえば両手持ちですよね。iPad第10世代で遊ぶ場合も例に漏れず両手持ちです。
ただね。この子それなりに重いんですよ。ほぼ500gもあります。500gの重さのデバイスは、長時間持つには流石に重すぎました。
ガラスフィルム入れると500g越え
Nintendo Switchはガラスフィルム入れて400gほど
Nintendo Switchでも400g程度に収まっています。。それに持ちやすいグリップもついてます。一方、iPad第10世代は持ちにくい薄型筐体。それで500g。
うん。それ用に作られたものではないにしろ、500gのデバイスを支えなしに両手持ちで持ち続けるのは手に良くないです。ゲームするなら何かスタンドの上におきましょう。
周辺アクセサリーの値段が高すぎる
iPadはそれ単体で使うよりも、複数の周辺アクセサリーと合わせて使うことでその真価を発揮します。
ただ、Apple PencilしかりMagic Keyboard Folioしかり、公式から発売されている純正アクセサリーの値段が高すぎます。
Apple Pencilを繋ぐためのアダプターですら1,000円越え
どうでしょう。Apple Pencilを充電するアダプターですら1,000円以上出さないと買えないんです。それをケチって機能が縮小するなら全然買いますけど、じゃあなんでUSB-Cにしたんやっていう。
- Apple Pencil第1世代:14,880円(税込)
- Magic Keyboard Folio:38,800円(税込)
その他、Apple Pencilも1万円超え、Magic Keyboard Folioも4万円弱です。高い。7万円のiPadを買ったのに、追加で2万も4万もかかるって…それってどうなの…と思ってしまいます。
冬は筐体がキンキンに冷える
話そうか迷いましたが、しっかりデメリットだなと感じたのでお話しします。そう、この筐体、冬になると冷気を溜め込んでめっちゃくちゃ冷たくなります。
この方、めっちゃくちゃ冷たい
僕は末端冷え性なので冬は手足をなるべく暖かくしています。が、この子は触るとあっという間に僕の手の体温を奪い、それで自信を温めるのではなくさらに冷気を吸って、継続的に冷やしてきます。もはや殺人行為。
なので、僕のように寒がりの方はカバーをつけたりして、なるべく筐体に長時間触れないように工夫すると良いでしょう。
あと、筐体が冷たいのは排熱効率にも影響するので、冷たいのがメリットにもなります。原神とか長時間プレイしてても冬だったら割と持ちそうな気がしますね。うん。
iPad第10世代レビュー|まとめ
今回は、iPad第10世代のレビューをお送りしました。
満を持して登場した第10世代ですが、蓋を開けてみると「ちょっとそれどうなの?」というアップデートが目立つiPadだったかなと思います。
この値段出すならAirで良いじゃん。型落ちのiPadで十分じゃん。というのが僕の感想ですね。
ただ、もしApple Pencil第1世代を持っていて、それが使える新しいiPadが欲しい!という方であれば、iPad第10世代は買い替え先としてこの上なく刺さるでしょう。
もうね、そこにしかコミットしてないと思います。この子。良い製品なんですけど、新しくiPadを買う予定の方にはおすすめできない気がしました。ね。
というわけで今回は以上になります。本記事があなたのお買い物の参考になれば幸いです。
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