こんにちは、ウルトラワイドモニターことshota(@shota_drums)です。
1月の終わり頃に大型のウルトラワイドモニターを購入しまして、毎日使い倒しています。
すでに購入してから2〜3週間が経ち、デザインや使い心地などトータルで大満足です。
ただ、購入した当初は「え…解像度こんなもんなの…?」と、正直返品を考えていました。
もちろん下調べはしましたし、実物を見に行って判断しました。が、よく調べたと思っていても調べが足りないところがありまして。
それが「dpi」というモニターにおける解像度の値です。
dpiは1インチあたりのドット数を指し、数値が大きいほど画面が綺麗に見えます。
本記事ではこの「dpi」について解説していくと共に、ウルトラワイドモニターの購入を考えている人へ向けて注意点などもご紹介していきます。
ウルトラワイドモニター買いたいけど、解像度ってどうなんだろう…
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
大型ウルトラワイドのレビュー記事はこちら!
あわせて読みたい
LG 38WP85C-Wレビュー!MacBookで使える38インチウルトラワイドモニター!
LG38WP85C-Wは、3840×1600の解像度を誇る超大型ウルトラワイドモニターです。40インチのモニターよりも価格が安いため、5k2kの使い勝手が不満な方や、34、35インチのモニターではものたりない方に最適です。
目次
後悔する前に!モニターを選ぶなら解像度ではなく「dpi」を見る
モニターを選ぶ際に「解像度」って気にしますよね。僕もめちゃくちゃ気にしてました。
今回購入したモニターは曲面ウルトラワイドモニターの37.5インチで、解像度は「3840×1600」。
これだけ見ると「結構綺麗そうじゃん!」と思いますが、そう簡単な話ではありません。
モニター選びでは解像度ではなくdpiが重要
じゃあどこを見ればいいの?というと「dpi」を見ればいいんです。
dpiとは…?
dpi(ドット・パー・インチ)は解像度を表す数値のことで、1インチ(2.54cm)あたりのドットの数を表す
つまり、100dpiのモニターは1インチに100個のドットが埋め込まれていることになります。
普通解像度って「24インチの1920×1080」とかって表記されますが、これは24インチのディスプレイの中に横1920個、縦1080個のドットが埋め込まれてることを指しています。
僕らの認識として3Kとか4Kって書いてあるとつい「綺麗」とか「高解像度」と思ってしまいますが、そうではないよ。というのが本記事で伝えたいところ。
ポイントは1インチあたりのドットの数
これは表を見た方がわかりやすいと思うので、調べて表にしました。
画面サイズ | 解像度 | dpi |
---|
21.5 フルHD | 1920×1080 | 102dpi |
24 フルHD | 1920×1080 | 91dpi |
24 4K | 3860×2140 | 183dpi |
27 フルHD | 1920×1080 | 81dpi |
27 WQHD | 2560×1440 | 108dpi |
27 4K | 3860×2140 | 163dpi |
32 フルHD | 1920×1080 | 69dpi |
32 WQHD | 2560×1440 | 93dpi |
32 4K | 3860×2140 | 137 dpi |
34 WQHD | 2560×1440 | 86 dpi |
34 3K | 3440 x 1440 | 109 dpi |
37.5 WQHD+ | 3840 x 1600 | 110 dpi |
40 5K2K | 5120 x 2160 | 140 dpi |
参考:ディスプレイ ドットピッチ dpi 比較表
モニターの大きさによって、dpiの数値は大きく変わります。
例えば、僕が今回購入した「37.5 WQHD+」の解像度は3840×1600です。大画面で高解像度だ!と思いきや、dpiで表すと110dpiしかありません。
買い替え前は「27 4K」で解像度が3860×2140のモニターを使っていて、こちらは163dpiです。
1インチ(2.54cm)あたりのドット数が、53個も異なる
実物を比較すると画像の通り。
僕がウルトラワイドモニターを厳選した際はこの差を全く認識していなくて、いざ開封して使ってみた時に「あれ!?」となってしまいました。
逆に、dpiの数値をあらかじめ把握しておけば、家に届いたモニターを使って「想像よりも画質が悪い」と落胆することを減らせます。
買い替え時はdpiが同程度以上のモニターを選ぶ
この記事の結論としては、モニターの買い替えを検討している人は、dpiが同程度以上のモニターを選べば後悔はしないと思います。
ここでは、幾つものモニターを比較検討した筆者、個人的な感じる同程度のdpi順でモニターを分けてみました。
画面サイズ | 解像度 | dpi |
---|
32 フルHD | 1920×1080 | 69dpi |
画質が悪い
27 フルHD | 1920×1080 | 81dpi |
34 WQHD | 2560×1440 | 86 dpi |
24 フルHD | 1920×1080 | 91dpi |
32 WQHD | 2560×1440 | 93dpi |
21.5 フルHD | 1920×1080 | 102dpi |
一般的な画質帯
27 WQHD | 2560×1440 | 108dpi |
34 3K | 3440 x 1440 | 109 dpi |
37.5 WQHD+ | 3840 x 1600 | 110 dpi |
割と画質良い
32 4K | 3860×2140 | 137 dpi |
31.5 4K | 3860×2140 | 140 dpi |
40 5K2K | 5120 x 2160 | 140 dpi |
結構画質良い
27 4K | 3860×2140 | 163dpi |
24 4K | 3860×2140 | 183dpi |
めちゃくちゃ画質良い
解像度で見れば高画質かそうじゃないかはわかりやすいのですが、dpiで並び替えると体感値は上記の通りに分かれます。
ポイントは「24 フルHD」を基準とした時に「どこまでのdpiなら許せるか」です。
僕は27インチ4Kから37.5インチWQHD+に切り替えたので、解像度の低さにびっくりしました。
dpiで見るなら誤差の少ない「結構画質良い」ランクのモニターを選べば良かったのかなぁと思います。実際当初は31.4インチ4Kの曲面ワイドモニターを検討していたんですけどね…
あわせて読みたい
非公開: ライター兼ブロガーがモニター選びに迷ったので検討過程を書き記す
こんにちは、ライター兼ブロガーのshota(@shota_drums_)です。 自宅で作業をする際に必要なモニター。ディスプレイとも呼びますが、僕は今こいつがとても欲しくて。 Twi…
モニターの買い替えを検討している人へ
上記の表を踏まえた上で、人気のある画面サイズと解像度のモニターからの買い替えを検討している人へ、筆者が考えるおすすめを紹介していきます。
27インチ4Kからの買い替えは基本悪手
僕が以前使用していた27インチ4Kのdpiは163dpiでした。
このdpiを超えるモニターは24インチの4Kか、4K以上の解像度を持つモニターに限られてきます。
8Kモニターっていくらするんだろう…と興味本位で調べてみたら、31.5インチ8Kで約60万円、割引込みで41万円でした。
dpiは279なので、想像の数倍綺麗なモニターです。ただ、もしビジネス用途やゲーム用途で使うなら、40万円ものモニターを使うのはコスパ的にどうなんでしょうか…という話。
なので27インチの4Kモニターからの買い替えを検討する場合は、体感的にほとんどのモニターは画質が荒くなる、というのを踏まえておきましょう。
物理的に大きい画面が欲しい方は、dpiが130〜140くらいの31.5や32インチの4Kモニターあたり、もしくは34インチや39.7インチの5K2Kモニターあたりがおすすめですね。
24インチフルHDから乗り換えは全てが別世界
一時期24インチのフルHDモニターを使用していました。
こちらのdpiは91と、数値的には低めです。一般的にモニターといえばこのタイプを指す場合が多いと思います。
24インチフルHDからもっと高解像度のモニターに買い替えたい方は、24インチ以上かつフルHD以上の解像度であれば、どれでも満足できるでしょう。
ただし、27インチのフルHDと34インチのWQHDは除く
27 WQHD | 2560×1440 | 108dpi |
34 3K | 3440 x 1440 | 109 dpi |
37.5 WQHD+ | 3840 x 1600 | 110 dpi |
割と画質良い
32 4K | 3860×2140 | 137 dpi |
31.5 4K | 3860×2140 | 140 dpi |
40 5K2K | 5120 x 2160 | 140 dpi |
結構画質良い
27 4K | 3860×2140 | 163dpi |
24 4K | 3860×2140 | 183dpi |
めちゃくちゃ画質良い
上記3つのdpi帯なら、買い替えても画質が気になることはないと思います。
24インチフルHDから27インチ4Kに変えると世界が変わりますよ。
ウルトラワイドモニター購入時の注意点
最後に、ウルトラワイドモニターの購入を検討している人へ向けての注意点もお話ししていきます。
34インチと37.5インチの解像度は体感的に同じ
本記事で一番伝えたいところがここで、34インチで人気のモニターといえばこちらです。
僕が購入したモニターがこちら。
両者を比べた時に、パッと「画面サイズと解像度が違う」と気づく方もいるでしょう。
ただ、記事内でお伝えした通り、この二つはdpiがほぼ同じでした。
27 WQHD | 2560 x 1440 | 108dpi |
34 3K | 3440 x 1440 | 109 dpi |
37.5 WQHD+ | 3840 x 1600 | 110 dpi |
割と画質良い
画面の大きさの満足度を取るなら37.5インチが良いですが、とにかくウルトラワイドが欲しくて解像度はそこそこで良いなら、34インチでも十分満足度が得られると思います。
とはいえ、大画面は正義ですよ。
31.5 4Kと39.7 5K2Kも解像度は体感的に同じ
37.5インチのモニターを購入するまでは、31.5インチの4Kワイドと、39.7インチの5K2Kウルトラワイドで悩んでいました。
31.5インチが16:9のワイドに対し、39.7インチは21:9のウルトラワイドでした。
価格差もあったので31.5インチを購入する方向で話が進んでいたのですが、どうしてもウルトラワイドを試したかったので改めてモニターを探し直したところ…
あわせて読みたい
【デスク環境】曲面のウルトラワイドモニターを選べない3つの理由
こんにちは、デスク周りを整えたい男こと、shota(@shota_drums_)です。 ここ数日、ずっとデスク環境のことについて考えていまして、何を買ってどこをどうする、みたいな…
37.5インチを見つけてしまったわけですね。
話がだいぶ逸れましたが、二つのモニターはどちらもdpiは同じ数値なので、同じ距離で両者を見た時のドットの体感値は同じです。
31.5 4K | 3860×2140 | 140 dpi |
40 5K2K | 5120×2160 | 140 dpi |
結構画質良い
なので、このクラスのモニターを検討している方は31.5か39.7の二択になるかなと思います。5k2k vs 4kの戦いは正直画面の大きさや曲面率など好みの域です。
数年後にお金に余裕がでたら僕も40インチの5K2Kを検討したいですね。
ウルトラワイドモニターは夢の詰まったガジェット
今回は「ウルトラワイドモニター購入時の注意点!解像度ではなく「dpi」を見よう」というテーマでお送りしてきました。
ウルトラワイドモニターは見た目がカッコ良すぎて、選ぶ際につい盲目的になりがちだなぁと思いました。(体験談)
とはいえデスクに置いた時の存在感、佇まい、使用感、どれをとっても「これを選んで良かった」と思える高揚感が味わえます。
個人的に特に気に入っている点は「デスク写真がめちゃくちゃ映える点」です。(最近調子に乗って投稿しすぎた)
色んな角度から撮ったり、朝や夜、時間によって色んなデスク写真が撮れるので、毎日楽しく撮影会してます。もちろん作業効率もあがりました。
それでは、今回は以上になります。
あわせて読みたい
LG 38WP85C-Wレビュー!MacBookで使える38インチウルトラワイドモニター!
LG38WP85C-Wは、3840×1600の解像度を誇る超大型ウルトラワイドモニターです。40インチのモニターよりも価格が安いため、5k2kの使い勝手が不満な方や、34、35インチのモニターではものたりない方に最適です。
あわせて読みたい
FlexiSpot E7とE7 Pro、E8の違いは?選び方や注意点も解説!
本記事では、FlexiSpotの上位モデル「E7、E7 Pro、E8」の3台を実際に使い比べた際の使用感を元に、それぞれの違いや選び方を紹介します。 値段が高いため中々購入に踏み…
あわせて読みたい
【悩む】ウルトラワイドモニターの購入を考えている人に伝えたい10のコト
こんにちは、デスク環境構築マンのshota(@shota_drums)です。 最近ウルトラワイドモニターを購入しまして、絶賛テンション爆上がり侍になっております。 圧巻の37.5イン…
あわせて読みたい
モニターライトって実際いらない?メリット&デメリットを分析する
こんにちは、shota(@shota_drums)です。 2月に入ってから自宅のデスク環境を一新しまして、快適に作業できるようになりました。 新しいデスク環境 デスクの淵にテープラ…
あわせて読みたい
デスクツアー2022|ガジェットブロガーのおしゃれ在宅デスク環境
こんにちは、ガジェットブロガーのshotaです。 在宅ワークで働いている方や、これからフリーランスになる予定の方、ブロガーやライターとして活動したい方にとって、自…
コメント